会員研修旅行「岐阜森林文化アカデミー訪問記」(1)

6月18日(火)、19日(水)と1泊2日で、岐阜県にある県立森林文化アカデミーという専門学校へ会員23名で見学に行ってきました。
企画させていただいた事務局の立場で言うのもなんですが、本当に充実した中身の濃~い2日間になったと思います。
(参加された三代目さんが、ご自分のブログで、頭が膿みそうと言っているくらいですから(^^;;)

主な訪問先は、3ヶ所でしたので、これから3回(たぶん)に分けて報告したいと思います。

まず1ヶ所目は、白鳥林工さんです。
http://www.shirotori-rinko.or.jp/index.html

 

 

 

 

 

こちらは、森林アカデミーの教授で、建築家の三澤文子さんが、「ぜひ立ち寄って見てきて来てください」と紹介してくださったところです。
http://www.ms-a.com/

白鳥林工さんは、三澤先生の薦めで「長良杉パネル」という地元の杉板を使った厚さ30mmのパネルの生産を始めて今とても成果を上げている組合です。元々は、ブナ材などの広葉樹を加工していたそうですが、昭和44年ころ大手家電メーカーからブナ材のテレビの脚の生産を受注し、当時誰も使っていなかった木材乾燥ボイラーを導入しました。

しかし、すぐにプラスチック製品が主流となり、平成に入って地元産の針葉樹を利用した製品づくりに軸足を移されたということです。代表の美谷添さんは6年前に三澤先生に出会い、何とか出せないかと考えていた杉製材品の生産に取り組みました。

これまで培ってきた乾燥の技術を活かし、飛騨地域の木しか使わないことを決心され、山の木を無駄なく全て使い切りたいという想いから、パネルも5枚に1枚だけ節の少ない製品になっています。

今や白鳥林工の顔となった長良杉パネルですが、3年ほどは全く売れず、「止めておいた方が良かった」と後悔したこともあったそうです。

感動的だったのは、40年前に導入して、今も現役で活躍している薪のボイラーのお話しです。美谷添さんは、「重油がリッター4円くらいの時代に父親が、薪のボイラーを入れようとした時に、まわりの人からアホかと言われたらしい。それが、今やバイオマスですかと感心される。何もそんなこと考えていませんよ。ただ、おがくずなど捨てるのが勿体ないから、薪のボイラーにしただけ。メンテナンスにお金がかかるが、これからも大切にしたい。」と話されていました。

当会の地元の木を使いたいという想いと共通の想いを持った美谷添さんのお話しをお聞きし、とても共感を覚えました。私達も負けずに頑張らなくっちゃという思いを強く持ちました。
(事務局 上田)